【速報】映画化決定! 絵本『パパはわるものチャンピオン』
はじめまして、キタガワです。
このたび岩崎書店より刊行されている絵本『パパのしごとはわるものです 』そして『パパはわるものチャンピオン』の実写映画化が決定しました。
主演はプロレスラーの棚橋弘至さん、木村佳乃さん、そして寺田心くんです!
左から棚橋弘至さんと原作者の板橋雅弘さん。片手に絵本、片手にゴキブリマスクの決めポーズ!
キタガワ 棚橋さん、映画化おめでとうございます!
棚橋 ありがとうございます。絵本のモデルにしてもらって、読み聞かせして、帯文を書き、映画になった……感慨深いですね。※帯文…本の帯のキャッチコピー
そうなのです。棚橋弘至さんと絵本「パパわる」シリーズには、足かけ6年の歴史があるのです!
それを語るには、まずは絵本の紹介を。
表紙を飾っているのがゴキブリマスクさんです
絵本第1弾『パパのしごとはわるものです』は2011年に刊行されました。
物語は、筋肉もりもりのパパが何の仕事をしているのかしらない「ぼく」が、こっそり車に乗り込み、パパについていくところから始まります。
たどり着いたのは、大きな体育館。
ヒーローのドラゴン・ジョージと、ヒール(悪役)のゴキブリマスクがたたかっています。ゴキブリマスクから繰り出される、卑怯な反則技の数々! ぼくは思わず、いつもパパから言われている言葉を叫びました。
「わるいことばかりしていると、りっぱなおとなになれないんだぞ」
そのとき、ぼくとゴキブリマスクの目が合って……。
削ぎ落とされた文章の中に、たくさんの思いがぎゅっと詰まっていて、板橋雅弘さんの言葉の力を感じます。また親子の心の葛藤や、プロレスの迫力を見事に描き出した、吉田尚令さんの絵も素晴らしいのです……!
この絵本が刊行されてから2年後の2013年、岩崎書店にとある情報が舞い込んできました。
100年に1人の逸材、棚橋弘至さんが『パパのしごとはわるものです』を小学校で読み聞かせしているらしい!
棚橋さんのブログの中では、みなまで言うなと。
しかし、敢えて言いましょう。
ドラゴン・ジョージのモデルは棚橋弘至さんだったのです!
モデルになっている棚橋弘至さんが、読み聞かせをしてくださっている!
これは、岩崎書店にとって、本当にうれしいできごとでした。
2014年には絵本第2弾『パパはわるものチャンピオン』の刊行が決定。
このとき、さらにうれしいできごとが。
棚橋弘至さんに帯文を書いていただけることになったのです!
できあがったのがこちら。
あぁ、プロレスをよく知らない人にも、プロレスがどんなものなのか、よく分かる!
そして2017年春、映画化のオファーが舞い込み、しかも驚きのキャスティングは、棚橋弘至さんがドラゴン・ジョージではなく、ゴキブリマスク役〜!!! どうなっちゃうんでしょう(ワクワク……)
低迷していたプロレス界を復活へと導いたのが、棚橋弘至さんでした。その長く険しい道のりがあって、今回の映画化に至ったのだと思います。棚橋弘至さんが大事にしてきた「プロレスが大好きな人も、プロレスをあまり知らない人も、みんなが楽しめて元気になる」映画になりそうです。
左から脚本を手にしている監督の藤村享平さん、原作の板橋雅弘さん、棚橋弘至さん
岩崎書店のブログでは、今後映画『パパはわるものチャンピオン』の情報を順次発信していきますので、どうぞご注目ください。
●岩崎書店による映画『パパはわるものチャンピオン』特設サイトはこちら
絵本第1弾。パパと息子の男同士で読んでほしい。でもママと娘にも読んでほしい。
絵本第2弾。ゴキブリマスクに巻かれたチャンピオンベルトに注目です。
プロレス界を復活へと導いた功労者、棚橋弘至さんをもっと知りたい。
投稿者:キタガワ