オカルト×エンタメ読み物「セカイの千怪奇」シリーズ刊行開始!連載記事②
新シリーズスタート! 地球上の「本当にある謎」を追え!小学校中学年から楽しめる
オカルト×エンタメ読み物『セカイの千怪奇①幽霊屋敷レイナムホール』発売を記念して
8月10日の発売日までの毎週水曜日に『セカイの千怪奇①幽霊屋敷レイナムホール』の見どころを、全5回の連載で詳しく解説!
連載2回目は、表題作の第2話「幽霊屋敷レイナムホール イギリス」をご紹介!
>> もっと知りたい!! 見どころたっぷりの「セカイの千怪奇」シリーズの特徴や超豪華な作家陣については、7月13日掲載の連載1回目の記事をご覧ください!
〈『セカイの千怪奇①幽霊屋敷レイナムホール』内容紹介>
未知人と父の豪は世界中を駆けめぐり、UFOやUMA、怪奇事件の動画を撮影し、ネットにアップして暮らしている。
正体不明の飛行物体にさらわれた母の行方をつかむため、怪奇現象を追っているのだ。
謎を解き明かそうと動く親子に、次々と事件がふりかかる!
「セカイの千怪奇①幽霊屋敷レイナムホール」の登場人物
1冊に短編5話入り。
表題作「幽霊屋敷レイナムホール イギリス」の他に、「巨像モアイは夜歩く イースター島(チリ)」「人魚伝説 800年生きた尼 日本」「吸血UMAチュパカブラの謎 プエルトリコ(アメリカ合衆国)」「呪いの森 ホィア・バキュー・フォレスト ルーマニア」の計5話を収録。
〈このブログでしか読めない! 今回は特別に表題作の第2話「幽霊屋敷レイナムホール イギリス」の冒頭ページを大公開!
イギリス・ノーフォーク州にある「世界最恐の幽霊屋敷」とも呼ばれるレイナムホールは、今もタウンゼンド家の所有ではあるものの、予約をすれば一般の人も見学ができる施設にもなっています。
そのレイナムホールで、1936年9月19日に世界一有名な幽霊写真とも言われる写真が撮影されました。
その写真に写ったものとは、いったいなんなのか。
そして、レイナムホールで何が起きたのでしょうか。
以下本編を大公開!!
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1936年9月19日、イギリス、ノーフォーク州―――。
この地に立つレイナムホールは、タウンゼンド子爵の由緒ある屋敷だ。
レイナムホールを雑誌の撮影のためにおとずれていたカメラマンのヒューバート・C・プロヴァンドは、恐怖におののく助手のさけび声を耳にした。
「なんだ、あれは!?」
ふりむくと、階段の上に「なにか」が見える。
プロヴァンドは、あわててカメラをかまえ、シャッターをきる。
帰ってからネガを見ると、茶色のドレスをきた女性のすがたが、はっきりとうつっていた。
この写真は雑誌にのって大反響をよんだ。
幽霊らしき女性は、「Brown Lady」(茶色のドレスの貴婦人)と名づけられ、のちにこの写真は「世界一有名な幽霊写真」とよばれるようになった。
じつはこのレイナムホールという古い屋敷では、それより100年も前から、幽霊の目撃談がささやかれていた。
いずれも女性の霊を見たというもので、その正体まで判明している。
女性の名は、ドロシー・ウォルポール。
彼女は、貴族チャールズ・タウンゼンドの2番目の妻だ。
夫は怒ると狂暴になることで有名だった。結婚前、ドロシーに恋人がいたことを知り、激怒して暴力をふるうようになった。
そして、ドロシーをレイナムホールの一室に、死ぬまでとじこめたという。
恨みをかかえた彼女の魂は、今もこの古い屋敷をさまよっているのだろうか。
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レイナムホールは、由緒正しい貴族屋敷。
門から屋敷の戸口までには、広大な庭が広がっています。
申し込めば、そこでキャンプをすることもでき、野外ライブも開催されるとか。
屋敷内でもクリスマスの賛美歌の会が行われることもあるそうです。
世界最強の幽霊屋敷の意外な一面です。
世界でもいわくつきの物件として名高いレイナムホールで、未知人(みちと)たちに起きたふしぎな出来事とは!?
気になる続きは、ぜひ8月10日発売の『セカイの千怪奇①幽霊屋敷レイナムホール』にて!
次回、第3話「人魚伝説 800年生きた尼 日本」は7月27日(水)公開予定!
ぜひご覧ください!
〈書誌情報〉
- 書名:セカイの千怪奇1 幽霊屋敷レイナムホール
- 作:木滝りま/太田守信
- 絵:先崎真琴
- 出版社:株式会社岩崎書店
- ISBN:978-4-265-82101-3
- 体裁:四六判
- 定価:990円(本体900円+税)
- 発売日:2022年8月10日
※商品の店着状況により店舗ごとに発売開始日が異なります。
販売場所:全国書店、ネット書店、他
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4265821014/
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17200654/
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784265821013
●岩崎書店商品ページ:https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b608520.html
〈作者紹介〉
◆作:木滝りま(執筆:プロローグ、1章、2章、エピローグ)
茨城県出身。小説家、脚本家。児童書の作品に「科学探偵 謎野真実」シリーズ(朝日新聞出版)、『世にも奇妙な物語ドラマノベライズ 恐怖のはじまり編』(集英社みらい文庫)、「みんなから聞いたほっこり怖い話」シリーズ(岩崎書店)など。脚本作品にドラマ「カナカナ」「念力家族」「ほんとにあった怖い話」、アニメ「スイートプリキュア♪」など。
◆作:太田守信(執筆:3 章、4 章、5章)
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。小説家、脚本家、演出家、俳優。「~はんなり京都~お通り男史 浄化古伝」(双葉社)小説構成、『行ってはいけない世界遺産』(花霞和彦・著、CCC メディアハウス)リサーチ協力、NHK ラジオ「基礎英語2」執筆協力、舞台「亡国ニ祈ル天ハ、アラセラレルカ」など脚本・演出多数。
◆絵:先崎真琴
ゲーム会社勤務後、独立。ゲーム、アニメ、Vtuber キャラクターデザイン、CD ジャケットイラスト、書籍挿絵などで活躍する。作品に「Fate/Grand Order」「FF14FreestyleArt」「ときめきレストラン☆☆☆」など多数。趣味はゲームと謎解き。