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オカルト×エンタメ読み物「セカイの千怪奇」シリーズ刊行開始!連載記事①

新シリーズスタート!地球上の「本当にある謎」を追え!

小学校中学年から楽しめるオカルト×エンタメ読み物『セカイの千怪奇①幽霊屋敷レイナムホール』発売を記念して、本日7月13日のオカルト記念日(※)から、8月10日の発売日までの毎週水曜日に『セカイの千怪奇1 幽霊屋敷レイナムホール』の見どころを、全5回の連載で詳しく解説。
連載1回目は、第1話に登場する「巨像モアイ」について紹介します!
(※1974年7月13日、映画「エクソシスト」が日本で初公開された日を、オカルト記念日として制定)

 

〈「セカイの千怪奇」シリーズの特徴〉

英語を流暢に話す主人公、世開 未知人(せかい・みちと)がワールドワイドに活躍!
本作で取り上げられる謎は、古代遺跡・謎現象・UMAなど世界に本当にある・目撃された怪奇ばかり。怪奇の場所が記された世界地図も掲載されているので、世界の地理や歴史も学べます。現地で撮影された貴重な写真も多数掲載!

「オカルト」と言っても、ディープな内容ではなく、「ソフトなオカルト」を扱い、「オカルト」初心者でも親しみやすく、純粋に物語を楽しめる内容になっています。
「オカルト」を、エンターテインメントとして楽しみながら、物語を通じて、物事を見た目や印象だけで判断することなく、何が真実か、核心は何かなど、自分で考えて判断する「リテラシー」を身に付けてもらえたら。そんな意味からも、今の時代にこそ読んでほしいオススメシリーズです!

 

〈『セカイの千怪奇①幽霊屋敷レイナムホール』内容紹介〉

未知人と父の豪は世界中を駆けめぐり、UFOやUMA、怪奇事件の動画を撮影し、ネットにアップして暮らしている。正体不明の飛行物体にさらわれた母の行方をつかむため、怪奇現象を追っているのだ。謎を解き明かそうと動く親子に、次々と事件がふりかかる!

「セカイの千怪奇1 幽霊屋敷レイナムホール」の登場人物

1冊に短編5話入り。
表題作「幽霊屋敷レイナムホール イギリス」の他に、「巨像モアイは夜歩く イースター島(チリ)」「人魚伝説 800年生きた尼 日本」「吸血UMAチュパカブラの謎 プエルトリコ(アメリカ合衆国)」「呪いの森ホィア・バキュー・フォレスト ルーマニア」の計5話を収録。

 

〈「セカイの千怪奇」シリーズを手がけるのは超豪華な作家陣!〉

著者は小説家でもあり脚本家でもある木滝りまさん(今、話題のNHK放映ドラマ「カナカナ」の脚本を担当!)と、太田守信さん。スピーディーなストーリー展開で子どもたちの心を掴みます。
イラストはゲーム、アニメ、Vtuberキャラクターデザインなどを手掛ける先崎真琴さん。登場人物に感情移入しやすいように、躍動感のある魅力的なキャラクターを描きます。
あまり読書が得意ではない子や、集中力が続かない子にも読みやすい短編構成。1冊でたくさんのエピソードや情報に出会えるのもこのシリーズの魅力です。

 

このブログでしか読めない!!今回は特別に第1話巨像モアイは夜歩く イースター島(チリ)」の冒頭ページを大公開!

1.巨像モアイは夜歩く

絶海の孤島とも呼ばれるイースター島には、現在887体もの「モアイ像」が残されています。最大のもので高さ21メートル、重量なんと160トンにもなる超巨大なものもあるとか。
これらの「モアイ像」は、いったいなんのために作られたのか?どうやって作られたのか?そしてどうやって運ばれたのか?という謎から、古代遺跡最大のミステリーとまで言われています。

 

以下、特別に本編を大公開!!
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「巨人だ!巨人が海のなかにいるぞ!」

1772年4月5日、南太平洋をゆくオランダ軍艦のうえで見はりをしていた乗組員が、とつぜん、声をあげた。
朝もやのなか、海のむこうに、巨大な人の顔のような影が見える。
さわぎをききつけ、乗組員たちが甲板にあつまってきた。
隊長として艦隊を率いていたヤコブ・ロッヘフェーンも、そのなかのひとりだった。

「巨人?いや、ちがう……あれは像だ! 陸地に巨大な顔の像が立っているんだ!」
双眼鏡をのぞきこんだロッヘフェーンは、興奮した声でさけんだ。
「あれこそが、海賊たちが、うわさしていた大陸にちがいない……やった!われわれは、ついに幻の大陸を発見したぞ!」

ところが上陸してたしかめた結果、大陸だと思われていた陸地は、全周60キロ足らずの(車だと2時間ていどで1周できる)小さな島だとわかった。
大海原にかこまれたこの島は、いちばん近い南アメリカ、チリの海岸まで3800キロほどもある絶海の孤島だったのだ。

「……それにしても、ふしぎだ。この巨像は、いったいなんなんだ?」
人間の身長の10倍以上もある巨大な顔の像を見あげ、ロッヘフェーンはつぶやく。
発見された日は、奇しくもイースター。
キリストの復活を祝うお祭りの日だった。
島は、その日にちなんで、「イースター島」と名づけられた。

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ロッヘフェーンが島を発見した時には、まだモアイ像は立っていましたが、今あるものは、そのほとんどが倒された状態です。その後、島民同士の争いで、モアイ倒し戦争が勃発したためです。今、立っているモアイ像の多くは、20世紀に考古学者や島民により、修復されたもの。
日本の企業がクレーンを持ちこみ、復元を見事成功させたモアイ像もあります。クレーンを使って動かすようなモアイ像を、当時の島民は、いったいどうやって運んだのでしょうか。

20世紀最大のミステリー「モアイ像」が夜な夜な歩きだす目撃情報が続出!
謎を追う未知人(みちと)たちは、いったい何を見たのか!?

気になる続きは、ぜひ8月10日発売の『セカイの千怪奇1 幽霊屋敷レイナムホール』にて!

 

次回、第2話「幽霊屋敷レイナムホール(イギリス)」は7月20日(水)公開予定!
ぜひご覧ください!

 

〈書誌情報〉

セカイの千怪奇

  • 書名:セカイの千怪奇1  幽霊屋敷レイナムホール
  • 作:木滝りま/太田守信
  • 絵:先崎真琴
  • 出版社:株式会社岩崎書店
  • ISBN:978-4-265-82101-3
  • 体裁:四六判
  • 定価:990円(本体900円+税)
  • 発売日:2022年8月10日

※商品の店着状況により店舗ごとに発売開始日が異なります。
販売場所:全国書店、ネット書店、他

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4265821014/
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17200654/
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784265821013

●岩崎書店商品ページ:https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b608520.html

 

〈作者紹介〉

◆作:木滝りま(執筆:プロローグ、1章、2章、エピローグ)
茨城県出身。小説家、脚本家。児童書の作品に「科学探偵 謎野真実」シリーズ(朝日新聞出版)、『世にも奇妙な物語ドラマノベライズ 恐怖のはじまり編』(集英社みらい文庫)、「みんなから聞いたほっこり怖い話」シリーズ(岩崎書店)など。脚本作品にドラマ「カナカナ」「念力家族」「ほんとにあった怖い話」、アニメ「スイートプリキュア♪」など。

◆作:太田守信(執筆:3 章、4 章、5章)
立教大学文学部ドイツ文学科卒業。小説家、脚本家、演出家、俳優。「~はんなり京都~お通り男史 浄化古伝」(双葉社)小説構成、『行ってはいけない世界遺産』(花霞和彦・著、CCC メディアハウス)リサーチ協力、NHK ラジオ「基礎英語2」執筆協力、舞台「亡国ニ祈ル天ハ、アラセラレルカ」など脚本・演出多数。

◆絵:先崎真琴
ゲーム会社勤務後、独立。ゲーム、アニメ、Vtuber キャラクターデザイン、CD ジャケットイラスト、書籍挿絵などで活躍する。作品に「Fate/Grand Order」「FF14FreestyleArt」「ときめきレストラン☆☆☆」など多数。趣味はゲームと謎解き。